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sMedio、戸田建設株式会社と山岳トンネル建設現場での環境を測定、クラウド管理するシステムを共同開発、実証運用を開始
株式会社sMedio(本社:東京都中央区、代表取締役社長 岩本定則、東証グロース:3913、以下、sMedio)と戸田建設株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 大谷清介、東京プライム:1860、以下、戸田建設)は、山岳トンネル建設現場における環境を測定、クラウドで一元管理、iOSアプリで可視化するシステム(以下、本ステム)を共同で開発し、戸田建設が施工中のトンネル現場で実証運用を開始しました。
1. 開発の背景
施工中の山岳トンネル工事における坑内の作業環境は労働者の安全衛生に密接に関係しています。また、作業の内容や機械設備稼働状況、さらには外部環境の影響によって、坑内の作業環境は刻々と変化します。このため、トンネル工事施工中の坑内作業環境を良好な状態に保つためには、作業サイクルに応じて変化する坑内環境指標を常に把握することが重要となります。
2. 実証概要
Kiwi Technology Inc が提供する長距離無線が特徴であるLoRaWAN※1対応ゲートウェイ(TLG3901BLV2)、環境センサー※2(LAS-302V2)、インジケータ(LAS-I01)、3 色表示電子ペーパー※3(LAS-D03)を、現在当社において施工中の「新名神高速道路 宇治田原トンネル東工事」※4のトンネル坑内および現場事務所に設置しました。設置したiOSアプリと電子ペーパーを使用し、試行的にCO2濃度、温度、湿度の状態を坑内環境指標として、リアルタイムにモニタリングする実証運用を開始しました(図1)。
本システムの特徴としては、以下に示すとおりです。
①長距離無線(現在1000m超の通信を確認済※5)を使用するため、坑内における中継器の盛替え作業が少ない。
また専用回線のため他の坑内通信設備への電波干渉がない。
②測定項目毎のしきい値を設定でき、設定した値を超えると電子ペーパーの表示色がオレンジ、赤と変化し視覚的に
確認できるほか、警告音により確認することも可能である。
③メールによる通知、iOSアプリWebアプリによって遠隔でも詳細を確認できるようになっており、環境状況の把握に活用できる。
※1 LPWA(省電力長距離通信)の一種である無線ネットワーク規格の名称
※2 水や空気や土壌等の状態を定量的に把握するために用いられる装置
※3 紙の長所とされる視認性や携帯性を保った表示媒体のうち、表示内容を電気的に書き替えられるもの
※4 発注者:西日本高速道路(株)
※5 通信環境によって効果に差が生じる可能性あり
3. 今後の展望
今後は、対象とする作業環境項目を増やし、AI 活用により各作業における環境予測情報等の見える化を行うことで、良好な作業環境の提供し、建設現場のDX 課題を解決して参ります。
4.関連サイト
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株式会社sMedioについて
sMedioは2007年の設立以来、マルチメディア、無線接続技術関連ソフトウェアの開発力で高い評価を獲得しているソフトウェア開発会社です。「デジタルトランスフォーメーションの加速」をミッションとし、近年はAI(人工知能)による映像解析、IoTプラットフォーム製品、セキュリティ関連技術に事業分野を広げ、ソフトウェアによる新たな価値の創造に取り組んでいます。
問い合わせ先
株式会社sMedio URL https://www.smedio.co.jp/
担当:高橋 e-mail: support_AI_Technologies@smedio-01.com TEL: 03-6262-8660
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